ハンさんの半分

大したことは書かないブログ

電気

お久しぶりです(n+1回目)

 

社会人2年目になり、係で主要な業務を担当したり、新人さんの面倒をみたり何かと忙しく過ごしています。

 

昨年私が担当していた人を4月に新人さんに引き継ぎをしました。

認知症の疑いのある人で、電気やガスはずっと止まっていました。昨年度末から積極的にその人に関与するようになりました。

理由は家賃の未払いがあったからです。

そこから週に何度も会うことになり、4月に新人さんに引き継いだ後も私も関わり続けていました。実質、私がほとんどの事を決めて新人さんと一緒に行動をしていました。

 

認知症?のせいか、金銭の管理にどうしても問題が出てきてしまうため、支援の導入を行いました。

滞納など無いかの確認を行い、電気は無事使えるようになりました。それが今年の7月。

 

色々な人を巻き込みながら、支援を始めた訳です。

 

そして、今日。

介護関係の事業所の人が見守り活動の一環で、自宅を伺った所、インターホン鳴らしても本人は出てこない。

外から見ると電気は付いている。不審に思った介護職員の方は、私たちの事務所に連絡をくれました。

 

安否確認を行ったところ、室内で倒れていました。幸いな事に意識はあり、熱中症だと思われます。入院になる見込みです。

 

ここでふと思う事があります。

昨年度、私が関わることなくそのままにしていれば、新人さんに引き継ぎをしても過去のまま(支援の数は少なく、家に電気も通らない)だったでしょう。

介護事業所の方もその人の家は電気が通って無いことを知っていました。

もし過去のままであったとしたら、介護職員の見守りも「留守かな?」で終わってしまっていたでしょう。(元々散歩をよくする人で家にいないことが多い人でもありました)

そうすると、熱中症になり家で倒れてそのままになってしまったでしょう。つまりはそれは孤独死に繋がるわけです。

電気1つだけでも、こんなに事態は変わるんだなと思いました。

 

私は今は担当ではないですが、私と本人の関わりがきっかけで、最悪の事態は避けられたのかななんて思います。

自惚れですけどね。でも本当に良かったです。

 

なかなかポジティブな話題がない業務なので、個人的にはちょっとしたモチベーションになりました。

暑い日が続きますが、体調だけは崩さないように皆様もお気を付け下さい。